めんどくさいの定義
めんどくさいとは「設定された行動規範に反したいが反せないでいる、その状態における苦しみの感情」をいいます。いい換えるなら、めんどくさいとは「良心の呵責のあらわれ」であり、「良心からその行動を省みよと責められて、苛まれていること」です。
めんどくさいの用例
めんどくさいの用例として、「勉強がめんどくさい」や「どこそこに行くのがめんどくさい」などを挙げることができます。先に述べためんどくさいの定義にしたがうなら、設定された行動規範とは「勉強をすること」で、それに反すること、つまり「勉強をしないこと」に苦しみの感情をもっている、それを「めんどくさい」というのです。
めんどくさいの本質
だからめんどくさいの本質は、設定された行動規範に従いたい、それを欲しているというわけです。つまりめんどくさいといっていること(勉強)を実はやりたい。ただ今のところ、勉強をするのではなく、ほかの行動(おしゃべりや運動や寝ることなど)を欲しているため、今は勉強をするわけにはいかない。それでいて妙にうしろめたさを感じてしまう(良心から責められ、苛まれる)というわけです。
めんどくさいという人に起こる惨事
ことある毎に「めんどくさい」というなら、人の欲望はまる裸になります。とんでもなく破廉恥なことだけを思うようになり、ときには怒りに身をゆだね暴力をふるい、やがて何もかもに手をつけられず動くことも話すこともおっくうに感じて、待っていることは人格の破産です。
気づかぬところで信頼を失っている
めんどくさいとは、設定された行動規範に反したいが反せないでいる、その状態における苦しみの感情をいいました。つまり今、何かをしているけれども、それを楽しめてはいない。より具体的にいうなら、めんどくさいという人は、何かを注文しては苦情を連発するクレーマーです。そういう人に、いったいだれが近づきたいと思うでしょうか?めんどくさいといっている人は、気づかぬところで絶対に信頼を失っています。この世の最高の価値を失うことほど愚かなことはないでしょう。
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