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貧乏から抜け出すためには貧乏を恵まれた環境と思うこと

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安楽で贅沢三昧の生活は、苦難を乗り越える力を与えてはくれない。だから「貧乏は恵まれた環境だ」というと、それなら「一生貧乏で暮らせ」とそしられるかもしれません。貧乏は恵まれた環境だといったのは、貧乏というその泥ぬかるんだ環境に身をおくなら、何をするにせよ脚をとられるものの、そのおかげで気がつかないうちに身体(心)を鍛えることができる、というわけだからです!

これをかく私はねっからの貧乏人で、その泥ぬかるんだ環境(貧乏)から抜け出るために毎日せかせかと働いています。私の寝所をひとつとってみても、そのすぐ横には車通りの絶えないせわしい道があります。夜はすやすやと寝るどころではありません。イヤホンからの音色は車のとどろきにうち消されます。モルデックスの耳栓をしてもやかましい。ほんとうに雷雨が鳴って降りしきるようなわざわいの地で、車の排気ガスの黒ずんだ空気にもつつまれるようなところです。

並の人よりも健康に深く気を配りますが、それだのに、少しの疲れを感じるだけで体に赤赤とした出来物があらわれて、頭にはもやもやとしたものが残ります。ちょっと前に『死にたくなる朝の無気力をどうするか?』というブログをかきました。私にとってその原因とは、この泥ぬかるんだ環境、貧乏にあるにちがいありません。つまり死をみる貧乏です。いったいどうして貧乏から抜け出せるでしょうか?

 

貧乏から抜け出すためには考え方を変えるしかない

それでも私は「貧乏は恵まれた環境だ!」とも考えています。というのは、私たち人の心は、悲惨な状況の中で力強く耐える人に、最も深く感動するようにできているからです。この意味で、貧乏は決して不幸ではなく、かえって人にとっての恵みに変わるのです。

 

貧乏から抜け出すためには訓練を経なければならない

貧乏から抜け出すためには、みずからに辛い訓練を課さなくてはなりません。節約、節制、我慢などの訓練を経なければなりません。そうしなければ、泥ぬかるみに脚をもってゆかれ、一生貧乏から抜け出せなくなります。

これらの訓練をそれなりに終えるころには、貧乏から抜け出せている、そしていかなる逆境をものともしない力強い心構えを身につけることができる、そう私は考えます。そして過酷な環境に耐えたことを人々に伝えられ、人々を勇気に奮い起こすことができるのです。

 

貧乏に苦しんでいるならどうすればいいか?

貧乏に苦しんでいるなら、今よりも節約・節制を心がけ、じぶんに「ゆとり」を生み出すことです。この「ゆとり」によって、私たちは選ぶ自由を手にすることができます。すると何かに縛られて身動きをとれないでいる感じから解き放たれます。たとえばお金を引き出さない口座をつくることには、すばらしい効き目があります。口座にお金があるという思いだけで、安心をもたらしてくれ、生きることもまま楽になります。これは家の掃除をすることや本を読むことにもあてはまります。

 

貧乏は決して不幸な環境ではないことを知る

貧乏は決して不幸な環境ではありません。むしろ自然に身体を鍛えることができるので、すばらしく恵まれた環境でもあります。貧乏の中で力強く耐えることができなければ、貧乏から抜け出すことはできません。貧乏を恵まれた環境と思い、貧乏の中で力強く耐えることができるなら、いかなる逆境をものともしない力強い心構えを身につけることができます。そうして気がついたら貧乏から抜け出せているのです。

 

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