そもそも「休日の無気力をどうにかしたい」そう思い至ることに問題があります。なぜなら、好きな仕事をしているなら休日に無気力になることはなく、たとえその人が無気力になったとしても、平日の仕事の勢いを生むために、身体を休めるつもりで、無気力をどうにかしたいとは思わないからです。
だれもが好きな仕事をしているわけではありません。しかし好きな仕事とは、今の仕事に真剣になることでようやく見つけられることであり、つまり今の仕事を好きにならなければ、これからも休日の無気力は避けられない問題となるのです。
好きな仕事をする、あるいは人生の目的をもつことによって、休日の無気力という問題を根本的に解決できます。その方法を本文で詳しくみていきます。
休日の無気力を解決するには仕事を好きになること
仕事を好きになるということは、その仕事に責任をもつことで、仕事の意味を知ることです。感覚に直に訴えるものを除いては、人は意味を知らなければ物事を好きにはなりません。恋やスポーツには意味は要りませんけれども、勉強や仕事を好きになるにはそれをする意味を知る必要があるのです。
仕事から成果を得られなければならない
その仕事の意味を知っても、じぶんが納得できる成果を得られなければ、好きになることはむずかしいです。
これを書く私はデリバリーの仕事をしていて、その仕事を生涯つづけたいと思わないわけは、納得できる成果を得られないからです。デリバリーの仕事から得られる成果といったら、給料と信頼と労働の喜びというもの。手もとに残る成果は見られずないに等しく、それはじぶんで蒔いた種を他人に収穫してもらうことに等しいです。
社会的に有意義でなければならない
仕事を好きになるには、それが社会的に有意義でなければなりません。
その仕事がじぶんにとって社会的に有意義であるかどうかは、それがかんたんに辞められない仕事で、社会に無数にある歯車にみっちりとかみ合っているような仕事であるかどうかでわかります。
だから会社(社会のひとつ)にとって欠かせない、かんたんに辞められない人となるなら、それは社会的に有意義なので、その仕事をさらに好きになることができます。
今の仕事に全力を尽くさなければならない
一つことに真剣になると姿勢が変わります。仕事に真剣になり姿勢を変え全力を尽くすことは、どの分野でも応用できる力です。それによって、今の仕事をより上手くできるようになります。なぜなら、「好きこそものの上手なれ」という諺は逆にもいえるもので、人は「上手になることで物事を好きになる」からです。
目的をもたない人は無気力に向かう
考えてみると、犬や猫は無気力にならず、無気力になるのは人だけです。人あるまじき動きをしているなら、猿が木から落ちるように人の気力も落ちてしまいます。
人は目標を立てる力をもっており、目標を立てて働くことが人たるものの動きです。だから目標を立てず人あるまじき動きをしていると、やはり無気力になってしまう。
目標は成果になる
目的に至るまでの目標は、そこにたどり着くことが成果になるものです。人は成果を得ることによって、その仕事をさらに好きになるため、その意味でも目標を立てるほうがよいです。
目的は孤独の時間でつくる
休日の無気力というのは、平日に会社に行くという目標を見失ったために起こることです。だから会社に行くことのほかに目標を立てたり、人生の目的をもつことによって、休日の無気力を改めることができます。
目的は孤独の時間でつくるしかありません。孤独になり己と対話するきっかけをつくり、そうして目的を考えることによって、他人の言動に流されない真の目的をもつことができます。
まとめ
「休日の無気力をどうにかしたい」そう思い至ることに問題があるといいました。なぜなら好きな仕事をしているならそうは思わず、たとえ無気力になったとしても身体を休めるいい機会と思うはずだからです。好きな仕事をしないことには、あるいは目標を立てず、目的をもたないことには、休日の無気力を避けることはできません。孤独になり己と対話することによって、他人に流されない真の目的をもてるようになります。ここに記したことを試してみるなら、休日の無気力を解決できます。
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