勉強編

不朽の名著といわれる『うまくいっている人の考え方』（著者ジェリー・ミンチントン、編者弓馬隆）という本を読んで、はてうまくいっている人の考え方とは何かを考えてみますと、それは物事への「自惚うぬぼれ」と「反省」という二つで一つの考え方なのかもしれません。

「嫌い」を「好き」に変える方法は、かんたんで、嫌いな物事の全体から自分にとって好きな部分を見つけ出すことです。そうして嫌いな物事をする苦しみをやわらげて継続する意欲をもちます。嫌いな物事でも継続するなら力になり得意になります。上手は好きに、これで「嫌い」が「好き」になります。

五段活用を覚えるわけは、古典作品を正しく読むためにほかなりません。古典作品を正しく読むというのは、読み手が作り手の感覚を読むことにほかならず、古典の称号を授けられた作り手の繊細霊妙な感覚の理解に努めることによって、理解した分だけ、じぶんもその繊細霊妙な感覚を養うことができます。

もし「考えることがめんどくさい」というならば、あなたは人間の尊厳もこの世の道徳もまるで蔑ろにすることになるでしょう。なぜなら考えることのなかに人間の尊厳があり、そこにまた道徳の原理もあるからです。それだから「考えることがめんどくさい」というなら、この世の最高の価値である信頼を失ってしまいます。考えることは、慣れればなんでもないことです。

意味を知らなければ物事を好きにはなりません。意味を知らなければ勉強は絶対につまらないことで、勉強の意欲を出せないでいるのは普通といえます。では勉強をする意味というのはいったい何なのか？

だれもが「学校に行く気にならない」と悩んだことがあると思います。学校に行くも行かないもどちらでもいいのであって、好きなほうを選べばいいです。とにかく今、あなたは学校に行く気にならないことで悩んでいると思いますが、何でも迷ったときには、別の道を進んでみてください！

課題をやる気にならないのはあたりまえのことですよ。私たちは自分から先立って物事をやりたいと思わなければ、やる気にはなりません。やる気とは、何らかの物事を欲することであるので、課題をやる気にならないのは、課題をやることのうまみを分かっていないから、と言い換えられます。つまり課題のうまみを分かるように努めることが、そのまま課題のやる気を引き出す方法となるのです！

「くじけそうなとき」の深層心理とは実は「つづけたい」です。それが仕事のことであるのか、勉強のことであるのか、友人・恋人のことであるのか、なんであるのか。いろいろなことにくじけそうになるときはあります。それでも「くじけない」のはあなたの心の強さであり、目標を達成することを強く望んでいるからです！