自分の仕事について世間から認められないことを喜べるようになるなら、前人未到の偉業を成し遂げることができる、その心構えが身についたといえます。それというのも、認められることの本質は、認める人が理解できる範囲内にある共感のツボともいえる同質的なものを感じることだからです。類は友を呼び、生物は似たもの同士でくっつき合います。だから世間にすぐに認められるような仕事は、前人未到の偉業を成し遂げることとはなりません。前人未到の偉業とは、前人未到であるがゆえに、一つの時代に何人も成し遂げられることではなく、同時代に生きる大衆に理解されることはほぼありません。
前人未到の偉業を除く一切のことは、この世にとっての健康維持であり、ただ前人未到の偉業だけが、この世にとっての思い出となります。
あなたが揺るぎない信念をもって自分の仕事にとり組み、まだ認められることがなければ、それを喜びましょう。認められるまでの時間が長ければ長いほど、その仕事はすばらしいものになるからです。
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