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学校に行く気にならない悩みをどうすればいいのか?

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だれもが「学校に行く気にならない」と悩んだことがあると思います。学校に行く気にならないわけには、髪の毛を変にきってしまった、好きな子にふられてしまった、給食がまずい、学校になじめない、友だちがいない、勉強についていけない、始業が早いなどとさまざまなことがあります。ことの軽さ重さはありますが、とにかく今、あなたは学校に行く気にならないことで悩んでいると思います。

私は、あなたが〈学校に行く〉ということを目標にするなら、あなたが学校に行くための道しるべとなり、〈学校に行かない〉ということを目標にするなら、学校に行かないための道しるべとなります。つまるところ学校に行くも行かないもどちらでもいいのであって、好きなほうを選べばよいのです。

けれども、あなたが選んだことに何かうしろめたさを感じたり、何かわだかまりが心にのこるようなら、その道が正しいのかどうかを決められません。選んだ道をくよくよ迷いながら進むことは、だらしがなく、わがままで、男気も女気もありません。といっても人はだれもかれもみな迷いながら道を進み心が晴れることはないのですが。

さて、学校に行くか行かないか、何でもくよくよ迷ったときには、別の道を進んでみましょう。別の道というのは、読書する、映画をみる、スポーツに熱中する、考える、などといった道のことです。「迷ったときには別の道を進んでみましょう」といったのは、そもそも私たちが道に迷うわけは、いろいろな心の悩みに引っ張られているからです。だから別の道に行き、そこである悩みを一糸断ち切ることによって、学校に行くか行かないかという迷いがなくなることもあります。たとえば、「友だちなんてほしくない」といっていた人が、とある日に公園をさんぽして、そこで愉快に遊んでいる子たちをみるやいなや、「やっぱり友だちがほしいな」と考えを一転させるようなことです。

悩みというのは思わぬところでパッと消えてなくなることがよくあります。学校に行くか行かないかを考えているときに消えるのではなく、学校のことをまったく考えていないときに(何か別のことをしているときに)消えることがよくあるのです。

お金をあまりもたないだろう小中生には、別の道のひとつ、読書の道を行くことをおすすめします。インターネットでは青空文庫ですぐれた本をよめますし、図書館にはたくさんの本があります。好きな本をよむと気分をよくすることができ、またすぐれた本をよむと世の中で生きるための知力を身につけることができます。

また考える道を行くこともおすすめです。「どうして世の中に学校があるのか?」や「どうして学校に行く必要があるのか?」、「なぜわたしは学校に行く気がないのだろうか?」などを考えると、それも漠然と考えるのではなく自分のまわりの人を説得できるように徹底的に考えると、新しく開ける道がみえてくるでしょう。

とにかく今、あなたは学校に行く気にならないと悩んでいると思います。それぞれの悩みをーー髪の毛を変にきった、友だちがいない、始業が早いなどをーーひとつひとつ具に答えることはむつかしい。ただ私から言えることは、学校に行くも行かないもどちらでもよいのであって、何かに悩んだり迷ったときには別の道を進まれたい、ということです。また、選んだ道をくよくよと迷いながら進んではいけません。いかなる道であれ自分を鍛えんとする険しい道が、私たちをより強くより賢くしてくれます。

より実践的に言えることは、スマートフォンを触らず(とくに寝る2~3時間前には触らない)、ゆっくりお風呂につかり、ぐっすり眠ること、音楽を聴いたり、さんぽしたり、何に悩んでいるのかを紙に書いて整理することです。だれもがいろいろな悩みをもっています。それでも時間をかけ、じぶんなりに折り合いをつけて道を進みます。その道が険しければ険しいほど、その先のよろこびは大きくなります。

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