2021-04

もし「考えることがめんどくさい」というならば、あなたは人間の尊厳もこの世の道徳もまるで蔑ろにすることになるでしょう。なぜなら考えることのなかに人間の尊厳があり、そこにまた道徳の原理もあるからです。それだから「考えることがめんどくさい」というなら、この世の最高の価値である信頼を失ってしまいます。考えることは、慣れればなんでもないことです。

「生きるのがめんどくさい」と思うような人は人生の底、絶望に陥っているのかもしれません。ふつう絶望に陥っているようなら、生きるよりも死を選ぶ方がよっぽど楽です。それでも今、死ではなく、生きる方を選ぶのはこの世に未練があるからにほかなりません。「生きるのがめんどくさい」という人類究極の問題を本文で軽く考えてみていきます。

何をいっても耳を貸してくれない若者。若者の無気力と向き合うためには、かれらを囲んでいる環境を見ることです。若者の無気力という問題を解決するには、これこれをせよとかれらを指嗾するのではなく、これこれをせねばまずいとかれらに思わせるのです。

意味を知らなければ物事を好きにはなりません。意味を知らなければ勉強は絶対につまらないことで、勉強の意欲を出せないでいるのは普通といえます。では勉強をする意味というのはいったい何なのか？

好きな仕事をしているなら休日に無気力になることはなく、たとえ無気力になったとしても、身体を休めるつもりで、無気力をどうにかしたいとは思いません。好きな仕事をする、あるいは人生の目的をもつことで、休日の無気力という問題を根本的に解決できます。その方法を本文で詳しく記します。

帰宅後に無気力になりやすい人というのは、他人にものすごく気を配る善人、社交性にすぐれた八方美人、会社でバリバリ仕事をこなす努力家です。かれらが帰宅後に無気力になってしまうのは会社にいるときにビンビンに張りつめた緊張の糸が家に入るやしゅるりと一気に緩まるからです。

はたして失敗は成功のもとなのか？それが全力を尽くして失敗したこと、また失敗を前向きにとらえることができるなら、その失敗はまぎれもなく成功のもとです。その失敗が価値をもち成功のもとになるのは、ことに全力を尽くして挑戦し、みごとに失敗したときのみです。

失意とは、恋人を失ったり、約束を裏切られたりするなど、ふくらませたその想いが大きければ大きいほど失ったときに心を大きく痛めるような意味のことばです。失意に陥っているとき、どうして失意を回復することができるのか。失意を回復するための方法は、失意の見方を変えることでしかない。

「仕事で失敗したら」と、そう考えている人は、今もうすでに仕事を失敗に向かわせています。じっさいに心をキリキリと痛めているような現実が、それを教えてくれますね。ところで人はなぜ「仕事で失敗したら」を考えてしまうのでしょうか？このわけを知れば、仕事の成功も遠くありません！